金在孝NEAR事務総長をはじめとするNEAR事務局一行は、11月5日から9日まで、NEAR海洋漁業分科委員会行事への参加及びオブザーバー自治体への訪問のため、中国山東省と天津市を訪問した。 金事務総長は山東省青島市で開催された「第3回NEAR海洋漁業分科委員会」メイン行事の祝辞で、北東アジア地域の海洋漁業分野とNEARの発展のため努力している山東省に感謝の意を表した。青島市での日程を終えた事務局一行はNEARオブザーバーである天津市に向かい、11月8日に王樹華 天津市外事弁公室主任と会見した。金事務総長はNEARについての紹介とともに、天津市のNEAR加入を依頼した。それに対し、王主任は同市外事弁公室がNEAR事務局とともに天津市のNEAR加入のため努力すると述べ、事務局が用意した加入要請書簡を黃興國 天津市長に伝えると約束した。 また、8日の午後には、天津市所在の南海大学周恩来政府管理学院 楊龍副学長の招請で、同大学を訪問し、その後天津市浜海新区の都市計画展示館などを視察した。 天津市は中国4つの直轄市の一つで、2007年に山東省で開催されたNEAR実務委員会への参加を皮切りに、NEARとの交流を続けている。なお、東アジア経済交流推進機構(OEAED)の会員都市であり、日中韓10黄海沿岸都市との協力事業を実施するなど、自治体間交流にも積極的に参加している。