第14回NEAR防災分科委員会が、2016年3月7日(月)から10日(木)まで兵庫県神戸市において開催された。今回の会議には、中国4団体、韓国6団体、モンゴル7団体の3ヶ国17団体から32人が参加した。 防災分科委員会は、2002年から毎年開催するNEARの代表的な分科委員会として、会員自治体の防災担当者の防災能力を強化し、北東アジア地域の災害と災害による被害を減らす事を目的としている。 行事の主管(コーディネート)団体である兵庫県は、1995年阪神・淡路大震災を通じて得た教訓とその後蓄積した経験を基に多様な防災対策を整え施設整備を実施してきた。兵庫県は、防災分科委員会の行事期間中に防災関連国際機構の講演と意見交換会を準備し、参加者に現地の防災施設視察を実施するなど、兵庫県の防災関連経験を共有した。 NEAR事務局では、李相基事務次長をはじめとする訪問団が行事に参加し、コーディネート自治体の行事進行を支援し、参加した各国の防災担当者を激励するなどした。