２月７日から８日まで、洪鍾慶NEAR事務総長が中国・吉林省長春市を訪問し、今年開催される物流分科委員会(コーディネート自治体：中国・黒竜江省)の開催に向けた関係者との協議・意見交換を行った。

８日には、吉林省の北東アジア鉄道グループが陸・海上複合航路開拓のため設立した「北東アジア海上シルクロード国際海運有限公司」の高明社長を訪問し、2015年５月に開通した琿春－ザルビノ－釜山間の陸上・海上複合航路の運営状況や問題点などについて意見を交わした。

また、吉林省・長吉図開発解放先導区戦略実施領導小組を訪問し、崔軍主任から長春、吉林、豆満江流域の開発・開放政策についての説明を受けた。現在中国では、東北地域の開発にあたって同組織のほか「豆満江区域合作開発領導小組」が設置されており、吉林省長が組長を、副省長が実務総責任者をそれぞれ担っている。これらの機構は約20の中央部署、９の吉林省内地方政府と協力しながら業務を行っている。