北東アジア地域自治体連合(NEAR)の林秉鎮事務総長は、6月9日に中国・遼寧省瀋陽市で開催された「第1回NEARデジタル経済分科委員会およびデータ分野国際協力フォーラム」に出席し、祝辞を述べた。
今回のデジタル経済分科委員会は、遼寧省人民政府がNEARと初めて共同主催した行事であり、NEAR事務局と遼寧省人民政府外事弁公室およびデータ局が共同主管した。中国、韓国、モンゴル、ロシアの4か国から24の会員自治体、4つの関連機関、2社の企業関係者など、計200名余りが参加し、盛況のうちに開催された。

開幕式は周国春(ジョウ・グオチュン)遼寧省政府副秘書長の司会で行われ、顧軍(グー・ジュン)遼寧省副省長、林秉鎮NEAR事務総長、シン・サンヨル駐中国大韓民国大使館科学技術情報通信官、アンドレイ・クレメンチエフ・ロシア沿海地方デジタル発展通信局長が祝辞を述べた。

顧軍副省長は祝辞の中で、デジタル中国建設と東北全面振興戦略を基盤として、遼寧省がデジタル転換およびデータ要素市場化改革を積極的に推進していることを紹介した。また、データインフラの構築、データ資源の開発・活用、デジタル産業の育成などを通じてデジタル経済の発展を加速させており、NEAR会員自治体との交流と協力を拡大し、北東アジア地域におけるデジタル経済の共同発展を推進していく考えを示した。

林秉鎮事務総長は祝辞において、創立30周年を迎えたNEARが、現在9か国91の広域地方自治体が参加する北東アジア最大の地方自治体間多国間交流・協力プラットフォームへと成長したことを紹介した。また、遼寧省が第15代NEAR議長自治体としての任務を成功裏に終えた後も、デジタル経済分科委員会を設立し、デジタル分野における協力を主導していることを高く評価した。
さらに林事務総長は、今回初めて開催されたデジタル経済分科委員会について、「急速に変化するグローバルな技術環境の中で、AIとビッグデータを基盤とする未来産業のビジョンを共有する重要な協力プラットフォームとなる」と述べるとともに、「NEARデジタル経済分科委員会が各地域のデジタルインフラと先端技術力を結び付け、遼寧省の発展はもとより、北東アジアのデジタル産業の発展と相互繁栄のための協力を促進する契機となることを期待する」と強調した。

<トゥムルトドル モンゴル国トゥブ県知事>

<シン・サンヨル 駐中国大韓民国大使館科学技術情報通信官> <アンドレイ・クレメンチエフ ロシア沿海地方デジタル発展通信局長>
トゥムルトドル・モンゴル国トゥブ県知事、シン・サンヨル駐中国大韓民国大使館科学技術情報通信官、アンドレイ・クレメンチエフ・ロシア沿海地方デジタル発展通信局長は祝辞の中で、遼寧省がデジタル経済発展の経験を生かし、NEAR会員自治体との協力を強化することで、共同発展を実現していくことへの期待を表明した。

<劉洋(リウ・ヤン)遼寧省データ局副局長><徐洪利(シュー・ホンリー)東軟(Neusoft)グループCTO>
続いて、劉洋(リウ・ヤン)遼寧省データ局副局長が「遼寧省デジタル経済発展の現状と将来ビジョン」をテーマに発表を行い、徐洪利(シュー・ホンリー)東軟(Neusoft)グループCTOは、遼寧省を代表するデジタル企業である東軟グループの発展状況およびデジタル技術革新の成果について紹介した。

<劉麗萍(リウ・リーピン)遼寧宏図創展董事長><ヒョン・ジンベク 対外経済政策研究院(KIEP)北京事務所長>

<アンドレイ・クレメンチエフ ロシア沿海地方デジタル発展通信局長><イ・ジュホン 江原特別自治道知能情報政策課長>

<蘭勇(ラン・ヨン)新華信代表><ペク・ジサン G&Gコマース(ドメクク)チーム長>
開幕式に続いて行われた分科委員会では、「AIモデルとデータ融合が導くイノベーション―人工知能が切り拓く新たな未来」をテーマに、会員自治体および関連機関の代表者らが発表を行った。発表者らは順次登壇し、AI、デジタル転換、データ活用ならびに国際協力の方策について意見を共有した。
<分科委員会発表一覧>
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自治体名/関係機関 |
発表者 |
発表テーマ |
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中国・遼寧省 |
劉麗萍(リウ・リーピン)遼寧
宏図創展董事長 |
データ時代を迎え、北東アジアにおける新たなデジタルの旅路を共に切り拓く |
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韓国・
対外経済政策研究院(KIEP) |
ヒョン・サンベク北京事務所長 |
デジタル・AI転換と韓中協力 |
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ロシア・沿海地方 |
アンドレイ・クレメンチエフ
デジタル発展・通信局長 |
国際交流の事例 |
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韓国・江原特別自治道 |
イ・ジュホン 知能情報政策課長 |
デジタル・グローバル都市江原 :
AIとデータを基盤として切り拓く未来 |
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遼寧省企業・信華信 |
蘭勇(ラン・ヨン)代表 |
B2B向けAI導入のための戦略 |
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韓国・ソウル市企業
G&Gコマース(ドメクク) |
ペク・ジサン 韓国
G&Gコマース(ドメクク)チーム長 |
会社の主要事業紹介 |

本会議終了後、参加者らは瀋陽市デジタル経済産業団地を訪問し、瀋陽美行科技股份有限公司、東軟医療システム股份有限公司、瀋陽創新設計研究院有限公司の3社を視察した。各企業の発展の歩み、核心技術、主要製品および今後の発展計画について説明を受け、デジタル経済分野における革新的な成果を見学した。

一方、今回の分科委員会には韓国企業も積極的に参加した。会議期間中には、遼寧省の仲介により、韓国の電子商取引プラットフォーム企業であるG&Gコマース(ドメクク)および㈱NIZをはじめ、遼寧省14市の27企業が参加するビジネス商談会が開催された。参加企業は電子商取引、商品流通、海外市場進出など多様な分野における協力の可能性を模索し、今後の韓中企業間の実質的な経済・通商協力拡大の契機となり、今回の分科委員会はその基礎を築いた。