10月27日(水)、NEAR会員自治体である中国山東省の省長に周乃翔・前中国建築集団有限公司理事長が就任した。国有企業の高位幹部が山東省の省長に就任したのは今回がはじめてである。

　周省長は、大学で建築工程学科を卒業し、2012年から江蘇省蘇州市の市長及び書記などを務め、蘇州市の経済成長に大きく貢献してきたと評価されている。このような経験を基に、2019年から世界500大企業のなかで13位を占める中国建築集団有限公司の理事長を努めた。

　山東省は、NEARの創立メンバーであり、1996年からNEARが主催する様々な国際交流に積極的に参加し、また、2008年からNEAR海洋漁業分科委員会のコーディネート団体としてNEARの発展に重要な役割を果たしてきた。

　10月29日、金玉彩NEAR事務総長は、周新省長に就任の祝辞を送り、今後も北東アジア地域間の交流や協力の推進に向けて積極的な支援を要請した。