NEAR事務局とロシア・クラスノヤルスク地方が共催した「2019青年リーダースフォーラム」がシベリアの中央に位置するクラスノヤルスク地方のビリュサ・キャンプ場にて5カ国21NEAR会員自治体から約60名、ロシアから約600名の青年が参加して、盛大に開催された。

 「青年リーダースフォーラム」は、NEAR事務局が主管し、今年で第4回目を迎える。今年の青年リーダースフォーラムは、2006年度から青年政策に重点をおいて独自にキャンプを運営してきたクラスノヤルスク地方の要請により、初めてロシアにて開催された。「北東アジアの交流の歴史と未来」等多様なテーマに関する講義や討論が行われた。このフォーラムは北東アジアの未来を担う青年にグローバルマインドを身につけてもらうことを目的で開催している。

 特に、プーチンロシア大統領も今回のフォーラムに関心を寄せており、参加者へメッセージを送るなど、開幕式は盛り上がった。金NEAR事務総長は、祝辞で「文化の多様性に対する理解や相互尊重の精神を基に寛容性を高め、21世紀の北東アジア平和時代の主役となってほしい」と述べた。

 一方、金NEAR事務総長は、開幕式に先立ってアレクサンドル・ウスス地方知事と面談し、クラスノヤルスク地方がNEARの国際行事に積極的に参加していることに感謝を表し、8月にサハ共和国にて開催される実務委員会へ地方幹部の出席を呼びかけた。