10月31日、第11回NEAR環境分科委員会がコーディネート自治体である富山県で開催された。今回の分科委員会には、4カ国8自治体が参加し、次期コーディネート自治体の選出をはじめ、分科委員会の個別プロジェクトの実施状況と成果報告などが行われた。また、各会員自治体別に個別プロジェクトの実施状況について発表が行われるなど活発な意見交換も行われた。なお、NEAR事務局は環境分科委員会に対して積極的な支援と個別プロジェクト及び会員自治体の行事などについてPRを約束した。 一方、10月30日には分科委員会に先立って、「北東アジア環境交流会議」が開催され、自治体と環境団体の交流の場も設けられた。今回の分科委員会は環境関連プロジェクトの共同進行など、内実のある内容で参加自治体から好評を博し、富山県の環境団体と日本国環境省、国際機関などの参加により環境分野での交流・協力における活動領域を拡大するきっかけとなった。 また、今回の分科委員会への参加のため日本を訪れたNEAR事務局一行は、隣接した新潟県と石川県を訪問し、今後のNEAR行事への積極的な協力を要請するとともに、NEAR発展についての意見を交わした。今回の訪問は、NEAR事務局が日本地域の会員自治体とのネットワークを強化する機会となった。